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Keijiro
Suzuki
Yaginouta Book Design
私自身が現代美術作家として彫刻や立体、物事の関係性を探究してきた経緯や多くの芸術家や詩人が旅や歩くことから着想を得ていることを考えて制作しました。「詩を束ねること」、「好きな詩を選び持ち歩くこと」、「言葉を鑑賞すること」をコンセプトにしました。詩の数々は脱着式とし読者の好みに応じて詩を編成でき、旅に出て楽しめるスタイルにしています。付属する額に詩を額装することで、一点の詩を言葉としてだけではなく、身近に置いて鑑賞できる対象物ともしました。また、詩集名にもなっている「山羊」の皮を使用し、ロゴやタイトルをレーザープリントして表紙を制作したり、本文などは中原中也も慣れ親しんでいたであろう地元山口の徳治和紙(制作:千々松和紙工房)を使用したりしました。
中原中也記念館 書物の在る処 -中也詩集とブックデザイン-
特別企画展 特別コーナー「中也の詩集をいま作るなら……」
https://chuyakan.jp/news/2021bookdg/
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